おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜12話『9回』

美丞大狭山高校との試合も9回に突入。2点差まで迫ったものの、阿部の離脱に監督のサインが相手チームに盗まれるなど、西浦高校の試練は続いている。さて最後の攻守、どうなるか――――


いやぁ。面白い。間違いなく今期おお振りの最高のエピソードでした。
終盤、やっと取った点を簡単に取り返される、あまつさえ突き放される。投手の緊張が野手に伝わる。こんな状況下で光ったのが三橋の成長だなぁ。
声を上げてチームの事を考える、首を振ることが、バッテリーで共に配球を考えるという事だと気付く。当たり前の事だけど、今まで三橋からは確実な成長だよなぁ。
アニメだと、掛け声の大きさとか雰囲気がダイレクトに伝わるから、原作とは違った良さがあった。

まさか、サインに首を振るだけで感動するなんて思ってもみなかったw

負け試合にこそ得るものがあるっていうけど、まさにこの試合はそんな感じだったなぁ。あと得るものといえば西広、これも良かった。最後の打席が西広だったことは西広自身にとっても凄く意味のある事だよね。この経験をバネにして頑張ってもらいたい。

結果的に大敗を喫したけど、ヒット数は同じなんだよね。
こういう展開は高校野球のましてや地方予選じゃ普通にあるから面白いw
西浦の今後が楽しみだ。あ、コミックの新刊も今月だったなぁ。



後は構成とか作画的な話で言うと、あと一話あるから、今週では終わらないと思ってたのでそこはいい意味で裏切られたなぁ。
作画的にいえば、クライマックスだからかやたらに気合が入ってて凄く良かった。野球の見せ方がいつもと少し違ってたんだよね。背景動画(詳しくは知らないから用語間違ってるかもしれないけど)使った田島の2塁打は鳥肌が立ったなぁ。
アニメならではの魅せ方ってのはホント見ていてわくわくするから好きだ。

んで今日は演出良かったなぁと思ってED見てたら、コンテ、演出が水島努監督自身だったw
さすが、人気ある監督はやっぱり違うんだなぁと感心。


あと、援団をきっちり描いてるのは毎度凄いと思う。トランペット吹いている生徒の口が真っ赤に腫れ上がってる描写とかはさすがおお振りだなぁと思う。
こういう所もおお振りの大きな魅力だよね。



夏の大会編は来週で終りだけど、気を長くして続編を待とう。

おおきく振りかぶって(15) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(15) (アフタヌーンKC)